kyrie.

Christian,Bible,Games,and Diary.

minimalな日々を過ごそう


デジタルデトックスしたい。

気を抜くとすぐにSNS廃人になって、いつ何時もスマホを開いてSNSの通知欄を覗いてしまいたくなる現代病にかかっている。
これは定期的にかかる病なので、そのたびに仕事が崩壊しかけるという反省もあって、最近ではその症状の出始めにはデジタルデトックスを試みることにしている。

最近ハマっているBlueskyというSNSには素晴らしいサードパーティのクライアントがあって、リアクション数を非表示にすることでそういう欲求をそもそも刺激しないようにしてくれたりするのだが、一番いいのはそもそも見る時間を減らすことである。
さて、先週のぼくのスマホの画面を付けていた時間を見てみよう。

AndroidにはDigitalWellbeingという機能があって、どのアプリをどのくらい使っていたかが記録されるようになっている。
1日合計7時間もスマホを見ているということがわかった。もちろん仕事でも使っているのだが、あまりにも長すぎる。何がDigitalWellbeingだ。これではDigitalHellbeingである。

そんなわけで今回試してみたのは「minimalist phone」というランチャーだ。
その名の通りシンプルイズザベストと言って良いシンプルなUIになっており、左にスワイプするとアプリ一覧(こちらもアプリ名のみ)が見れるようになっている。

アプリ名のみが並んでいてそこからアプリを起動しようとすると、アプリ名で探すのが意外と手間であることに気付く。
つまり、いかに普段アイコンという色鮮やかな視覚情報に頼っているかということだ。それをされるだけで、考えなしにアイコンをタップしてアプリを起動することが減るのだ。
「このアプリを使いたい」という意識が少し強くないと、まずアプリ名から探すという気力がわかないようになっている。

また、他にもシンプルなデジタルデトックス用のランチャーは色々あるが、このアプリ独特の機能を紹介したい。「アプリ内タイムリマインダー」だ。

この機能は、指定のアプリを起動する際「何分使う?」という時間設定をしないと起動させてくれないというものだ。
これをオンにしておくと、設定した時間が経過するとポップアップが出て、アプリを落とすように言われる。もちろんホップアップを閉じて閲覧を継続することも出来るが、その際にも何分追加するかを設定させられるのだ。

これにより、ダラダラとSNSや各種アプリを見続けるということを抑止してくれる。
しかも、ここにさらに一捻りが加えられていて、「マインドフルに」という機能がある。
このマインドフルをオンにすると、タイマー機能だけではなく、実際に数秒起動するまでに待たされることになる。

シンプルな円が描かれ、円が消えていくまで、体感10秒くらいだろうか。「本当にBlueskyを開きますか?」という問いに向き合わされることになる。たった数秒考える時間を担保されるだけで、意外とSNSの誘惑というのは霧散してしまうものだ。

これが意外と功を奏しており、今日一日使っただけでもかなりデジタルデトックスできた気がする。半分とはいかないが、先週に比べて大幅にディスプレイタイムを減らして生活が出来ている。

ただこのアプリ、かなりよく出来ている代わりに、基本的にサブスク課金が必要なアプリになっている。
月500円程度がかかる月額か年額、あるいは3000円程度での買い切りが選べる。これを高いと感じるかどうかは使ってみた個人の感覚によると思う。
ちなみに初期設定でプランを選ぶと、無料期間中にプランを切り替えたい!買い切りしたい!と思ったときにはわざわざ開発者にメール(hello@minimalistphone .com 宛)を送らないといけないのはちょっとめんどくさい。多分そのままサブスクで使ってくれたほうが利益が上がるからだろうが、手続きもMinimalにしてほしかったところだ。

ともあれ、他のデジタルデトックス用のランチャーは色々とあるが、これがなかなか使いやすく、また効果も上々だったのでオススメしたい。
Androidスマホの方はぜひ。