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今日も一日、お疲れ様


というのは、神がお造りになったものはすべて良いものであり、感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはないからです。
神の言葉と祈りとによって聖なるものとされるのです。

――テモテへの手紙1 4:4-5

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聖書の中には感謝することを勧める言葉がたくさん出てきます。
逆に言えば、日々の小さなことに感謝をすることは、私たちにとって忘れがちな行為である、ということの証でもあります。

最近、Three Good Thingsという習慣を始めました。
Three Good Thingsとは、寝る前に、今日一日を振り返って、良かったな、うれしかったな、と思えることを三つ、箇条書きでもいいので具体的に書き出してみる、という習慣です。
一日の締めくくりに、「良かったこと」だけを書きだすことで、いろいろなことがあったけど、今日も一日良い日だった、という気持ちで一日を終えることができるようになる、それが、Three Good Thingsの効果なのだそうです。

しかし実際にやってみると、意外と難しいんですね。
ある日、失敗続きの一日を過ごしました。その夜にイライラしながらThree Good Thingsを書きだそうとして、何一ついいことが思いつかないことに愕然したことがありました。
頑張ってよかったことを思い出そうとしても、それすらうまくいかないことにもイライラしてきて、これはいけない、と思って聖書を開きました。
そこで目に入ったのが、今日の聖書の言葉でした。

「神がお造りになったものはすべて良いものであり、感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはないからです。」

何度かこの聖句を繰り返し読んでいると、少しずつ自分の中に反省の気持ちが浮かんできました。
自分が失敗した本当の原因は自分の準備不足のせいだったのに、周りのせいにしていた自分に気付きました。
日ごろから余裕を持って取り組んでいれば、余裕をなくしてしまうことも、こうしてイライラすることもなかったかもしれないな、と自分のことを振り返ることができたからです。

だから、自分自身の怒りに対して落ち着いて反省できたことが、その日の良かったことの一つになりました。
そして、そうやって悔い改めるために、今日は神様が聖書の言葉を与えてくれたのだな、ということにも感謝をした日になりました。

私たちが最近、「ありがとう」と誰かに感謝をしたことは何でしょうか。
最近私たちが嬉しいな、楽しいなと感じた瞬間は、一体どんなときでしょうか。
そしてそれは、いつのことだったでしょうか。

私たちの日々の中に起こることはすべて、「感謝して受けるならば、何一つ捨てるものはない」と神様は言われます。
一見、私たちの目には苦しくて、なくなってしまえばいいと願っているものも、実はそうなのです。今はそう思えないものもたくさんあるでしょう。
それでもすべてのことを、私たちに必要なものとして神様が与えてくださっているのだと、謙虚に受け取っていきたいのです。
そしてきっとその苦しさは、あなたを成長させてくれる助けになるはずです。

一日が終わるその前に、今日よかったことを三つ、書きだしてみる。Three Good Things。
すべてのことを感謝して受け取るなら、三つでは少ないかもしれません。
そんな一日一日を積み重ねていく感謝の一週間を、一緒に始めていきましょう。